IQ49

IT業界の感想

機械学習を納品するときに気をつけるたった一つのこと

qiita.com を読んだ。

機械学習の依頼は学習済みモデルのファイルを納品しただけでは、先方は検収できず、結果支払いを受けられない この教訓をひとりでも多くの人に知ってもらいたい

俺の周りでも同様の指摘を受けていた会社があったので同じ会社かと思ったら違うようですし、機械学習界隈ではあるあるなんですかねえ。支払いしないとかほんとひどいですね。

機械学習を納品するときに気をつけるたった一つのこと」

それはブラック企業と関わらないこと、この1点。
なぜならブラック企業は相手のサービスを理解する気がなく、
自分の上司が決めた目標設定にしか興味が無いから。

具体的にどんな企業かというと、発注先に無茶な要望を投げつけ、
AI導入に関するやっかいごとを全て押し付ける企業。

例えば画像処理のサービスがあったとして サービス提供側は

  • 速度
  • 精度
  • 使用メモリ量

というもろもろのスペックと、
どのような学習モデルが用いられており、
どのようなデータを用いれば
こういう結果を得られるという前提を提示します。

ところがブラック企業は発注した後に、
我々は前提となるデータ用意できなくて精度が出せないからなんとかしろと騒いだり、
我々が用意した形式で受け取れるようにしろとか、
いろいろ騒ぐわけですね。
そして精度が必要なのか、速度が必要なのかといった運用面に関することも
発注側に丸投げで後から文句を言いにきます。
なぜこういうことが起きるかというと発注側の社員が技術に疎いから。

システム要件を満たせないなら発注すべきでないし、
要件を満たせないことをできるだけ早めに察して、
無駄な労力を割かせるべきではないでしょう。

悲しいことに発注側がお金を持っているという理由で、
このような悲劇が絶えませんね。