IQ49

IT業界の感想

陰湿で排他的な田舎でも仕事があれば人は増える。

故郷が田舎である。 人口5万人ほどの市で山の中に存在している。 陰湿な土地柄でよそ者は徹底的に叩くし、 都会に出たものは裏切り者扱いで陰口を叩かれる。 住んでるやつもマイルドヤンキーかヤンキーしかいない。

地元を離れてから何年も経つが、 俺がいないうちにあの田舎はどんどん寂れていってると思っていた。 が、最近調べてどうやらそんなに人が減っていないことに気がついた。

総人口は減っていなかった。少し増えていた。 若者が毎年流出していってるかと思いきや、 流入も意外とあり、流出の影響は少ないようだ。

子供の人口は90年代をピークに減少の一途だ。 しかし、俺が通っていた中学校の生徒数は 1.5倍くらいに膨れ上がっていた。 とんでもない成長である。とくに廃統合したわけではないのに。

なぜ予想外に人がいるのかというと 産業が発展しているからであろう。 働くところがあるのだ。 なんでも過去最大の売上を記録しているらしい。

さらに調べると周りの市町村では、 人口が減っていることが分かった。 要するに田舎が更に田舎から 人を吸い上げて人口を保っているのだ。 もっとも自身も大都市に人口を 吸い上げられているのだが。

このままでは一番過疎な田舎から消滅していき 大都市しか残らなくなるであろう。