IQ49

IT業界の感想

サンタクロースは子供の夢

「サンタクロースが実在しないことを子供に教える」という行為は一般に禁忌とされている。禁忌を犯そうものなら人権すらも侵害される勢いでけなされる。「せっかくの子供の夢を奪うんじゃない」と。 挙句の果てには”嘘にもいい嘘がある”といい、”サンタクロースは存在する”というのはいい嘘だよね、と言ってしまう。

しかし、何でサンタクロースがいないという意見を表明するだけで叩かれねばならんのだと疑問に思った。 だって子供からしたらサンタクロースが実際にいようがいまいがなんの影響もないし、そもそもサンタクロースという概念が何なのかをあまり理解できていないだろう。 ”サンタクロースが実在すると子供に主張する大人”は子供のためではなく”美しい子供の思い出を守護る自分”に酔ってるだけなんじゃないかと。

そもそも子供を騙している行為であり、誠実でない。 大人を騙すの悪徳だが、子供を騙すのは許されるのだろうか?

根拠のないデタラメを吹き込まれた子供は混乱し大人の言うことを信じられなくなる。 「詐欺師を信じると不幸な目に遭う」という教訓を得意気に語る一方で「サンタクロースはいるよ」と語るのは矛盾してる。 子供は何を信じたらいいかわからない。

クリスマスプレゼントをもらえない子供もいる。 私もクリスマスプレゼントは特に何もなかったので、サンタクロースがいたら何なの?と思っていた一人である。 枕元にプレゼントなんてないわ。 プレゼントをもらえない子供が自らをみじめに思い絶望するではないか。

小学生マネジメント

小学生が行なうようなマネジメントである

  • 成果よりもどれだけ頑張っているように見えるかで評価する

  • スケジュールが遅れているようなら残業

  • 遅れがひどくなると増員で対処する

  • 年次が上の人の言うことは絶対、上から降りてきた目標は絶対達成

  • できないこともできるといってスケジュールを組む

  • 製品の評価は、「どれだけ品質がいいか」ではなく、「どれだけ時間をかけて作られたか」で判定する

  • オフィススペースや資材といった経費がかかる部分は削れるまで削る

  • 稼働率の目標は100%、そのためには適正でない仕事を割り振る

炎上請負人の発言集

炎上請負人とは参加したプロジェクトを炎上にみちびくものである

  • このやり方が決められたやり方なんだから、守ってもらわないと困るんだよね

  • 人件費を上げずに、メンバーのベネフィットを向上させたい!

  • 残業で1.5倍計算、効率化で1.5倍計算、計3倍で作業を進めます

  • 残業はしても利益率はそのままとする

  • 商品IDの数が2倍になるなら見積もりの金額も2倍になりますよ?

  • 商品IDが増えたのでプログラムに修正が必要ですね

  • (プロジェクトの途中で)全部APIでやるのはやめましょう、今から作るプログラムはサーバを直接操作する形で

  • (↑のプロジェクトで)トランザクション管理が難しすぎる!

  • なんでマスタテーブルにデリートフラグないの?ちゃんと全部付けようよ!

  • このマスタは季節によって値が変わるのでトランザクションテーブルにも同じ値を持たせてください

  • この部分は継承使って親クラスにまとめられますね(ニッコリ)

  • テストケース少なくない?他の人はもっと多いよ

  • (自らが残業まみれにも関わらず)顧客の業務を改善できる能力が最も重要!

経験など大したものではない

「経験など大したものではない」と思うようになった。 というのも仕事においては50歳のベテランが14歳の中学生に劣る場合があるからだ。 IT業界において、ある程度経験を積んだプログラマであるにも関わらずとんでもないコードを書く例には枚挙に暇がない。
彼らは知らないことが多すぎるのだ。
むやみに経験に頼るべきではない。彼らを反面教師にして彼らのようにならないようにしなければいけない。

彼らの経験は古い

私達をとりまく状況が変化しなかったとしたら、彼らの経験も生きたかもしれない。
残念だが、時代は変化するのだ。
いつまでも昔の経験に頼っていても、過去のものより素晴らしいものを作ることはできない。 私は更に良いものを作りたいので、古い経験を伝えられても邪魔でしかないのだ。

彼らは経験に頼る割合が高すぎる

仕事をする上で解決方法が分からない課題が発生することはままある。 そういう場合は自分で解決方法を調べ、より良い解決を目指すものである。 しかし、経験に頼りすぎると、

  • 「解決できないとあきらめる」
  • 「古いやり方のみで解決しようとし、他の方法に気が付かない」

というふうに効率が悪い手段をとってしまう。

経験が生かされるのは限定的な状況である

経験が必ず生かされるとは限らない。例えばバグの発生理由で、職場固有の限定的な理由で発生するものがあるとする。
それに対しての知識を披露されたところで興味をもちようがない。
例えば「このシステムは特別で○○フラグと○○フラグが別データベースに存在して一致してないとダメなんだよ」と言ったわけの分からない御託を言われたりする。
下手くそが作ったシステムの説明をされても健全なエンジニアの精神をむしばむだけである。
内容も限定的すぎて今後お目にかかれないような場合がほとんどだろう。
あっても役に立つかわからないような経験を詰め込むよりも、 考える時間に当てたほうが建設的である。

最後に

私が40歳になったら20代に技術面でボロ負けしてると思います。残念ながら。
今のうちから覚悟しておくしかないですね。

システムエンジニアの日常

僕「うんこ漏れそう」

上司「今はトイレに行くフェーズではない。規則違反になる。もしなにかあったら責任はとれますか?規則に従っていれば責任は上の者が取ります。」

僕「漏らした」

上司「なんで漏らしたんだ!!!漏らした理由を部内のメンバー全員をCCに入れてメールするように。それと是正措置のレポートを提出するように」

上司の上司「うんこを漏らした人がいます!!!」

上司「君はうんこ漏らしたからボーナスカットね」

残業のさせ方5つと残業をしないメンタル作り

■残業のさせ方

  1.  あなたのため  残業をするのはあなたのためだとさとす方法

 「若いうちに残業すると実力がつくよ!」  「残業代がもらえる!」

  1. 権威主義  立場や役職を利用して残業を強制する方法

 「雑魚が俺に逆らうのか!」  「誰の金で飯食えてると思ってんだ」

  1. 罪悪感  罪悪感を植え付けて残業させる方法

 「みんなやってるのに帰るの?」  「負担がみんなに行くんですけど!」

  1. 人格批判  人格を批判して残業しない行為を責める方法

 「君の常識を疑うよ」  「利己的で狡猾なやつは社会人として失格」

■残業をしないメンタル作り

  1. 自分を肯定する  なにより自分の意見が正しいと自信を持つ。他の人が何をやっていようと気にしない、自分自身の意見を持つ

  2. 人のせいにしない  ありのままを受け入れる。人のせいにしない。

  3. 誰もあなたのことを気にしていない  世間ではあなたが考えるより、あなたのことを気にかけている人はいない。なので別にあなたが残業せずに帰ろうが他の人はそれほど真面目にあなたについて考えたりしない。

システムエンジニアをプロ野球選手に例えると

  • 一ヶ月しか練習していないのにいきなり試合に出場させられる

  • 練習メニューはうさぎ跳びのみ

  • 新人でも試合に出られる

  • 35歳で定年し監督になる

  • 監督の数が選手の数より多い

  • 前の試合でチェンジアップを投げたらホームランを打たれたのでチェンジアップを投げることが禁止される

  • 投げた球数で給料が決まるので、ボール球が異様に多い

  • 野手の場合は打率ではなく、出場試合数のみが査定の対象となる

  • チーム内の半分以上が助っ人